一日の始まりである、朝。

その朝から絶望に落とされることで、
一日洞窟の中で生活するような感覚に
陥れられる

聞き流す言葉を聞き流せずに異を唱え
自らの理性のタガが外される。

嵐の如くに声を荒げて叫んでも、
赤く燃える炎のように熱意をこめても。

振りかざした「権力の槍」は、
その力を失っていることも知らずに
自信に満ちた表情でこちらを覗く。

白き心の人間が黒い夢を語り、
黒き心の人間は白い暁に憧れる。

消えない矛盾と
新たな闇


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